津市東丸之内の松菱6階催事場で6日(水)~11日(月)までの6日間、「第13回日本の職人展が開かれた。全国21店の工房、老舗の職人が伝統的・独創的な手法で製作した手作りの品々が並んだ。
毎年この時期に開催される同展には、全国各地から見事な工芸品、装飾品を生み出す職人が集結する。作品に込められた技を職人から聞き、手にとって買い求めることができるとあって、期間中、多くのお客が訪れた。
岐阜県の鷲塚彫刻は、伝統工芸士・鷲塚沐仁さんの銘木イチイを使用した飛騨一位一刀彫。長野県の創作絵付硝子久野は、久野説子さんのステンドグラスにも使われる絵の具ヴィトラーユを使用した手描き絵付硝子。宮崎県の松川碁盤店は、松川高士さんの霧島杉を使った水抜き不要のぬか漬け桶。青森県の古川工芸は、古川満さんのアケビつるを使ったあけび細工など、見て楽しむ工芸品から長く使える日用品までさまざま。
体験教室もあり、9日(土)は創作絵付硝子久野の久野さんが創作ガラス絵付け教室を開催。久野さんは「自分の思うがままに描いた模様が、太陽の光を通して一日のうちに、いろいろな姿を見せてくれる」と創作絵付け硝子の魅力を語った。
松菱は6階催事場で各種催しを毎週開催している。詳しくは松菱=電話059(228)1311、ホームページhttps://www.tsu-matsubishi.co.jp/へ。