津市久居本町の(株)油正で11月23日(月)、新酒を振る舞う恒例の「初日蔵開き」が行われた。酒好きのファンや地元住民らが入れ替わり立ち代り訪れ、絞りたての新酒「あらっぱしり」を堪能した。
「蔵開き」は30年以上続く伝統行事。地域振興を図ろうと、津市物産振興会員によるお茶や菓子、はんぺん、津ぎょうざなどの地域グルメ、地域物産の出店販売もにぎわった。この時季の風物詩となっており、今年も3千人以上が来場した。
新酒の利き酒は午前10時から始まった。多くの人が並び、酒蔵を見学しながら新酒を味わった。しぼりたての新酒は飛ぶように売れ、酒蔵の中は臨時の宴会場となり、陽気な話し声があふれた。
毎年来ているという男性は「酒蔵の利き酒は最高です。おいしいですね」と顔を赤らめうれしそうに話した。
今秋行われた名古屋国税局酒類品評会本醸造酒の部で同社の「初日」が優等賞を受賞した。新酒の販売は店頭ほか、インターネットからの注文も受け付けている。詳細、問い合わせは(株)油正=電話059(255)2007、ホームページhttp://www.abusyou-hatsuhi.co.jp/へ。