13億円 津市が独自の支援策
新型コロナウイルス感染症対策◎市民、企業の水道料2ヵ月無料化◎小中校・幼保園の給食費3ヵ月無料
総額13億456万円
津競艇事業費から10億円繰り入れ
津市は13日(水)新型コロナウイルス感染症に対する津市独自の支援策として、市民の家計を支援し、地域経済が活性化を取り戻すことを後押しする総額13億456万円の令和2年度一般会計補正予算案を発表した。
◎子育て世帯家計支援事業4億4879万円=市立小中校の給食費3ヵ月分を無料化。6月、7月、9月分を徴収しない。正月生は1ヵ月4300円、対象は1万3千653人。中学生1ヵ月4800円、6千540人。幼稚園児の給食費1ヵ月3千300円~4100円、3ヵ月分相当の支援金を交付する。給食費は園ごとに異なる。1千488人対象。保育園・認定子ども園、3ヵ月分1万2000円(1ヵ月4000円)を交付。対象318人。
◎津市事業継続支援金=売上が減少している市内企業に対する事業継続支援金2億5000万円。国の持続化給付金の対象から漏れた前年同月比で売上30%以上50%未満となった月の売上×12ヵ月。上限は10万円。対象見込み事業所は2500事業所。個人事業者は津市内で事業を行っている津市在住者。中小企業は資本金10億円未満、、従業員2千人以下、市内に本社・本店がある事業所。
◎水道料2ヶ月間無料=全ての家庭と事業者の水道料金無料化2億3千89万円。6月1日から2ヶ月間、水道料金の基本料金。
◎新型コロナウイルス感染症対策事業基金創設=3億7千488万円を創設。
合計13億456万円。
◎財源は津市モーターボート競走事業会計から=当初予算で20億円を繰り出す予定だが、さらに、10億円を繰り出す。同事業会計は当初予算で26億4千510万円の収益を見込んでおり、合計30億円を繰り出すことになり、3億5千489万円の欠損金となる。欠損金は次年度以降の収益により補填するとしている。4月以降、無観客レースとなっており、当初見込み通り収益を見込めるだろうか。