津市香良洲町と雲出伊倉津町をつなぐ「香良洲橋」の架け替え工事が完成。3月27日(日)、津市自治会連合会香良洲支部(太田増一会長)主催の完成披露式典があり、関係者らが出席して完成を祝った。午後1時から、4年半もの期間を通行止めとなっていたが橋が、通行可能となった。。
橋は昭和29年の架橋後、63年が経過し、老朽化が著しく脆弱(ぜいじゃく)であったことから、平成29年10月より工事を進めてきた。
新橋は、車道を5・4mから7・5に拡幅して2車線とし、幅2・5mの歩道を付けた。大規模地震にも耐えられる構造で、橋脚を8本から2本に減らして橋の流失を防止している。橋の長さは180m弱。施工は日本土建とJFEエンジニアリング。総工費約35億円。
式典では、太田会長が「香良洲橋は香良洲地区住民の生活に欠かせない橋。同時に災害時の重要な避難経路でもある。平成24年8月、鈴木前知事との『一対一対談』で、前葉市長が要望してくれたおかげで、平成25年度から事業が動き出した。住民一同が一日も早く完成をとの願いから仮橋無しとした。結果、4年半という短期間で完成した]とあいさつ。
前葉泰幸津市長は「香良洲に架かる3本の橋のうち、西に向いているのは香良洲橋だけで、災害時、香良洲地区の人々にとって命の橋となる。住民4400人の安全のために機能してほしい」と話した。
橋名の揮毫(きごう)には香良洲・雲出小学校の児童が関わってた。