津市垂水の(公財)石水博物館は、古典文学や伝説、故事の世界を、絵や典籍、錦絵、工芸作品などを通して振り返る企画展「描かれた物語」を開催している。4月7日(日)まで開催。
同展では三重県指定文化財「源氏物語図色紙貼交屏風」(桃山)をはじめ、「伊勢物語絵巻」(江戸中期)「伴大納言絵巻」(江戸)「塞翁飼馬図屏風」(曽我蕭白筆)ほか、歌川国芳、三代歌川豊国らによる浮世絵の数々、「源氏蒔絵茶箱」「黒織部茶碗」など39点を紹介。
名だたる美術作家たちが、古典文学をどのように読み解き、いかに想像力をたくましくして制作にあたったかがうかがえるような展示となっている。
期間中、3月12日(火)から一部展示替え。3月10日(日)、4月5日(金)はそれぞれ午後2時から30分程度、学芸員によるギャラリートークがある。
問い合わせは同館=電話059(227)5677。