第54回高虎楽座が3日(土)、津市の中心部のフェニックス通りと津市まん中広場で開かれた。ステージイベントが繰り広げられ、路上に屋台やフリーマーケットが並び、終日多くの市民でにぎわった。第13回農林水産祭りも同時開催された。新鮮な農産物が並び、来場者の人気を集めた。
会場中央の高虎おこせ火ステージでは、多くの伝統芸能やステージパフォーマンス、演奏が披露された。秋空に太鼓や音楽が鳴り響き、観客の声援が飛びかい、大いに盛り上がった。、
フェニックス通りでは、衣料品や日用雑貨品、骨とう品、手づくり品、飲食物などが並ぶフリーマーケット「にぎわい市」、一志、白山、美杉地域の特産品を販売する「おこしなして市場」、津ぎょうざのPR・販売コーナー、津商工会議所青年部が主催する市内小学生らによる模擬株式会社の出店「ジュニアエコノミーカレッジ」、よろい試着体験コーナーと恒例の催しが好評。
2千冊以上の絵本が展示販売され、読み聞かせなども行われた「わくわくえほんひろば」は親子連れらが立ち寄り大盛況。来年夏にオープンする「おやつタウン」のブースもあり、子どもたちを中心に人気を集めた。
メインの「高虎座演目」では、維持負担により今回で最後となる「おこせ火車」を前に、津・高虎太鼓や子ども唐人、南京玉すだれなどの伝統芸能、市内のミュージック、ダンススクールによる音楽演奏やパフォーマンス、三重大学応援団の演舞などが次々と繰り広げられ、有終の美を飾った。