コースを初めて津市街地に変え、スタートとゴールをサオリーナにした「第14回津シティマラソン大会サオリーナ杯2019」が10日(日)、津市内で開催された。早朝の雪がやみ、気温は5~6度で冬晴れのマラソン日和。前年を約1200人上回り全国各地から4495人のランナーが、特別ゲストで各種目全てのスターターを務める吉田沙保里選手の号砲を合図に元気よく走った。
 大会はジョギングの部、2キロ、5キロ、10キロの4種目。開会式は、乙部満生実行委員長(津市スポーツ協会長)が開会宣言。大会名誉会長の前葉泰幸津市長がゼッケンを付けて登壇、「自分も一緒に走ります。参加者が増えて良かった」とあいさつした。来賓の岡幸男津市議会議長は「元気よく走って」と激励した。
 続いて、花束が贈られた吉田選手が「現役時代の声援にこころから感謝します。今日は皆さんの応援ができてうれしい」とあいさつ、大きな拍手を浴びていた。
 来賓には前野和美県議会副議長、 青木謙順県議、今井智弘県議、津市議会からは藤本智子副議長らが応援に駆けつけた。
 ゲストランナーは下村幸平元プロトライアスロン選手、齋藤希龍選手(皇學館大学1年、駅伝ランナー)。
 午前9時、10キロコースにエントリーした高校生以上の2168人が一斉にスタート。5キロコース、2キロコース、ジョギングと次々にスタート。家族や友人らの声援を背に、選手たちは白い息を吐きながらサオリーナを後、陽光がまぶしい市街地に力強く走り出した。
 安濃川にかかる安東大橋の坂を越えると市街地。沿道からの「がんばって!」という声援を受け、ランナーは力を振り絞って走っていた。