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津市議会第2回定例会に実施設計案

第3種公認グラウンドめざす
総事業費は24億7千万円

 
 津市は6月補正予算案に海浜公園内陸上競技場改修事業の実施設計など6644万円を計上し、4年間をかけ、令和10年(2028)年度供用開始をめざす。総事業費は約24億7千万円。国のデジタル田園都市国家構想交付金(地方創生拠点整備タイプ)を活用する。補助率は2分の1。今年3月28日に国から事業採択の内示があった。完成すると第3種公認陸上競技場になり、県都でありながら市外で開かれていた陸上競技大会・記録会を開催することができる。
 海浜公園内陸上競技場は平成元年(1989)から使用されてきた市内唯一の市営陸上競技場だが、施設・設備の老朽化が進み各種競技団体から施設改善要望が出されてきていた。
 令和4年12月に津市スポーツ施設整備計画が策定され、大規模スポーツ大会やスポーツ合宿を呼び込むため、屋外スポーツ拠点施設として再構築を目指す。
 市内のスポーツ施設は、市町村合併後、小規模な類似施設を数多く有しており、老朽化が進行していることから、維持管理経費の増大が懸念さてている。
 令和3年(2021)に予定されていた三重とこわか国体・三重とこわか大会をめざし、競技会場としての機能整備をめざしたが、コロナ禍のため大会は中止されたが、整備計画は策定された。
 メインスタンド棟は既存の建物を活用した内外装津の改修。
 16種類の協議対応できるAIカメラを装備。試合のライブ配信が可能になる。
 トラック部分は現在のクレー舗装(土の舗装で粘土質を混ぜ、転圧する)を全天候型舗装に整備。
 フィールド内は天然芝を投てき競技が可能な人工芝に変更。
 ゴールは電子写真判定を新設
 証明は夜間設備を新設する。
 外周路をウォーキングロードに再整備する。
 現在の管理棟を、会議室などを備えた2階建てに建て替える。
 駐車場は現在の62台を約300台収容に拡張する。
 国際大会や全国大会が開催できる第1種公認グラウンドは、県内では三重県営総合競技場(三重交通Gスポーツの杜 伊勢)(三重県伊勢市)が唯一。