津市議会定数1~6削減を!
津市議会議員定数検討特別委員会
津みらい、共産党、未来開拓が削減反対!
1月9日に特別委員会が結論

津市議会議員定数検討特別委員会(佐藤有毅委員長)は11月11日(月)第5回目の会議を開き、各委員の議員定数削減に関する意見を聞いた委員会では各委員に定数に関する意見を求め、委員長を除く19の意見が明らかになった。市議会最大会派(8)の津みらい3委員、共産党津市議団、未来開拓が削減に反対、現状維持を表明。態度保留の1人を除く14委員は1~4人の削減を主張した。

 津市自治会連合会から昨年6月28日の「津市議会定数の削減等にかかる要望書に続き」、9月18日(水)に補足説明とした再度の要望書が出され、「10年先20年先を見据えて、議員定数を28人から30人に削減」するよう要望している。
 津市議会議員定数検討特別委員会。(敬称略)
◎佐藤有毅(委員長、津みらい)、○堀口順也(副委員長)、滝勝弘、渡辺晃一、桂三発、長谷川植、田中勝博、坂井田茂、小島晴美、八太正年、福田慶一、田矢修介、藤田定彦、柏木はるみ、保田勝平、吉川一正、岩脇圭一、川口和雄、倉田寛次、小野欽市。
 各委員の意見。
 滝勝弘委員(日本共産党津市議団) 議員定数は面積を加味すべき。津市の議員1人あたり面積は20・9㎡と広い。議員を減らせば市民の声が届きにくくなり、これ以上減らす必要はない。
 渡辺晃一委員(津市民の会) 全国では人口20万人~30万人は議員定数平均30人というデータがあり、正しいと思う。津市域は711㎡で琵琶湖と同じくらいで、市域の6割が山で、生活圏のあるところは4割。4人減は全国平均、6人減が正しいと思う。
 桂三発委員(一期一会) 議員数が減れば市民の窓口は減る。将来を見据えれば2人ずつ減らせば良い。
 長谷川植委員(未来開拓) 人口、面積比を考えると少ないぐらい。議員の数より質が問われている。委員会視察のあるまじき行為を新聞で報道されながら、一ヵ月余り何もしていない議会に対する不信がある。議員の精神性、道徳心が欠けている人が市民の代表に立ってはいけないと思う。
 田中勝博委員(一津会) 現在の議会のあり方を考えると定数は現状が良い。
 坂井田茂委員(津教育未来) 1委員会あたり8人。4委員会で32+1。定数33が私の考え。
 小島晴美委員(公明党議員団) 定数29、-5と考えている。議員一人1期4000万円、5人で2億円の削減になり貴重な財源となる。
 八太正年委員(自由民主津市議団) 現状維持、もしくは1、2減。行政へのチェックが十分にできているのかが問題。
 福田慶一委員(市民の声) 3~4減。人口20万~30万人の市議会議員の平均が30・5人。国政では議員定数は面積ではなく有権者数で決めている。
 田矢修介委員(希望の風) 定数は削減すべき。定数4減を求める。
 藤田定彦委員(津みらい) 現状維持。増やすべき、津市の議員は少なすぎるという資料ばかりだ。議会改革には賛同する。
 柏木はるみ委員(津みらい) 議会改革をしていくという条件で、現状で良い。
 保田勝平委員(津和会) 今なお熟考中。
 吉川一正委員(津市創成) 4人減。投票率が議員定数に関わっているとは考えにくい。
 岩脇圭一委員(津みらい) 現状維持。1委員会8名、4委員会で32+正副議長2で現状34人になる。議会改革はしっかり進める。
 川口和雄委員(津和会) 主権者の自治会連合会の要望に応えるため、30人にすべき。議員が減ったら議員が頑張ったら良い。
 倉田寛次委員(津和会) 2名削減。どこの議会でも減らしておる。山間部もあるが、10年先、20年先を考え減らして行けば良い。
 小野欽市委員(津市創成) 4~6人削減すべき。津市議会基本条例を令和5年9月に施行した。市民から議会改革の現状が見えていない。削減した上で、議会改革をしっかりやっていくべき。特別委員会構成議員には会派代表者会議に出ている委員もおり、その場でも意見を開陳していただきたい。
 堀口順也委員(副委員長・公明党議員団) 議会改革が一番大事。委員会の議論充実するために1委員会7人が適当。4委員会28人+議長1で29人が理想。公明党会派は5減の29を求める。
 委員長 次回は今回の討議を踏まえ特別委員会としての結論を出していきたい。次回は1月9日(木)に開会したい。