三重県保険医療部薬務感染症対策課によると、三重県内で麻しん(はしか)患者が増加しており注意を呼びかけている。今月10日現在で麻しん患者の届出が10人あり、その内7人が麻しん陽性と判明。津市では10歳代、20歳代の男性3人が陽性と判明した。3人とも予防接種歴はない。13日(日)、津市の10代の女性の感染が新たに確認された。感染者は全て津市内で開催された研修会に参加しており集団感染の可能性が高いという。
麻しん(はしか)は高熱、発疹、咳、鼻水、目の充血などの症状があり、受診の際は公共交通機関の利用を控えて、必ず事前に医療機関に連絡して、麻しん(はしか)の疑いがあることを伝える。
麻しん(はしか)は感染力が強く、空気感染するため、手洗い・マスクだけでは予防できない。2次感染、3次感染の可能性がある。
ワクチン接種が最も効果的な予防方法。かかりつけの医療機関に①ワクチンの予防接種を2回受けている。②過去に麻疹にかかったことが明白。③すでに発症要望に十分な抗体価を保有している。①②③に当てはまらない人は、医療機関に相談の上、麻しんワクチンの接種を検討する。