橋南のY自治会でも不正補助金
田邊元自治会長が告発
望まれる徹底した補助金支出調査が
津市橋南地区のY自治会がごみ収集箱3基を123万円で購入して設置工事を行ったのは不正な補助金請求であるとして、田邊哲司元相生町自治会長が、Y自治会長と津市環境事業部の坂越健二環境事業担当参事兼環境事業課長を津警察署に告発した。
田邊元自治会長はごみ集積箱5基の不正請求をしたとして詐欺罪で8月18日に有罪判決を受けた。同元会長は他の自治会でも同様の補助金不正受給が行われているという情報を得て、津市役所に対して情報開示請求をしたところ、Y自治会でも同様の補助金不正受給が行われていることが判明した。
Y自治会に設置されているごみ収集箱の販売価格は、カタログ価格で11万円(税込み)で、3基なら33万円だが、123万円のM社名義の見積もり書が津市に提出され、市から補助金45万円が支払われていた。
津市では一つのごみ箱設置工事に、事業費の3分の1、15万円を限度とした補助金が交付されている。津市環境事業課では毎年、100~200件の補助申請があるという。
相生町自治会を舞台にした補助金不正支出問題は、市全域に広がる可能性があそうだ。過年度にさかのぼって、補助金支出徹底した調査が望まれる。
【お詫び】
11月5日号「橋南のY自治会」と書きましたのは、柳山港中道町自治会でした。前葉市長が5日の記者会見で明らかにしました。「Y」自治会としたことで、同じイニシャルの自治会にご迷惑をおかけしたことをお詫びします。