鈴鹿市山本町の椿大神社(山本行恭宮司)で11日(祝木)、聖武天皇の勅願により1300年前から伝わる3年に一度の「獅子神御祈祷神事(日本最古・県無形民俗文化財)」が行われる。
午前中は拝殿で「舞い始め式」、土公神陵で「門祈祷」、別宮椿岸神社で「五段の舞」があり、午後は獅子堂前広庭で「本席舞の花」が奉納される。
獅子舞神事は椿大神社の主祭神・猿田彦大神とされる天狗の神面をかぶる「口取り役」(10歳前後の童子)と、別宮の主祭神・天之細女命(あめのうずめみこと)の化身である獅子頭をいただく「お頭役」と、その後に女装の後舞役(10歳前後の童子)がお衣の中に入り、獅子神を中心に笛・鼓・太鼓役が舞を演じ神主が祝詞を奏する、7人(8人)による神事。神役は連夜参集殿で稽古を重ねている。
12日以降は氏子地域をはじめ各所で神事があり、舞納めは4月12日(月)「花の舞」(獅子堂前)。
問い合わせは椿大神社=電話059(371)1515。