平日の潮干狩り、違法駐車の列
御殿場市営駐車場閉鎖
津市の重要な観光拠点
昼間に中潮、大潮の干潮となった5日(金)~10日(水)と16日(火)~24日(水)、津市御殿場海岸は大勢の潮干狩り客でにぎわった。駐車禁止区域の堤防や、平日のため閉められている市駐車場の前は、県内外の車であふれた。
最近はアサリ貝が不漁ため、漁協が放流したハマグリが繁殖して潮干狩り客を喜ばせている。あまり食用には適さないドンビ貝を大量にとって満足げに帰る客もいる。
浜茶屋では、利用客に安全に遊べる場所や貝の採り方、マテ貝の採り方など教えているので、家族連れには好評という。
水ぬるみ4月、5月は絶好の潮干狩りシーズン。4月に入ると津市観光協会への問い合わせは潮干狩り大半で、連休を間近にすると、朝から電話が鳴りっぱなしという。担当者は「最近は、海に潮の干満があるのをご存じない方も見えて、いきなり『潮干狩りはいつ行ったらいいの?』と聞かれる方が増えています」と話す。
御殿場海岸は津市の重要な観光拠点。利用者の増加は大いに歓迎だが、それに伴い駐車違反も増える。違法駐車の列から、子どもが飛び出す事故も起きかねない。さらに、付近の住民の日常生活に支障をきたすようでは困ったものだ。
5月3日(金祝)~10日(金)は潮干狩り好日。前葉泰幸津市長は「一歩先を行く行政サービス、市民サービスのさらなる向上」を訴えて、無投票当選した。お客に安心して潮干狩りを楽しんでいただき、住民の安全・安心のためにも、潮干狩りシーズンは平日も市駐車場を開放するなど、ぜひ対策を考えていただきたい。