県保護会が金一封賜る
更生保護法人三重県保護会が天皇誕生日御下賜金拝受団体として選定され、12月27日、その伝達式が同会の更生保護施設上弁財荘であった。
式では更生保護、司法関係者ら他、上弁財町南自治会長も同席。津保護観察所の沖隆宏所長から県保護会の倉田謙文理事長に御沙汰書ならびに御下賜金が伝達された。
陛下からの御下賜金は、12月23日の天皇誕生日に際し、社会福祉事業御奨励の思召をもって、優良な民間社会福祉施設・団体に対し、金一封を下賜するもの。本年度は全国で8団体が選定され、同施設の拝受は12年ぶり。
更生保護施設上弁財荘は明治34年に、同会の前身となる県授業院によって建築。第二次大戦による焼失や再建などを経て平成25年に今の新施設となった。犯罪や非行により矯正施設に収容後、出所した人の生活指導や就労指導などの自立更生支援を地域の理解と協力を得ながら行っている。