墨の濃淡で和の心描く
墨志舎が第18回遊墨展
墨の美研究会・墨志舎(多門志風代表、会員25人)は9日(木)~12日(日)、津市羽所町のアストプラザ5階ギャラリーで第18回作品展を開いた。ピアノとフルートの演奏に乗って作品を仕上げるアートパフォーマンスもあり、連日多くのファンでにぎわった。
同会では設立時から「遊墨」をめざし、文人趣味にあやかって「自ら楽しむこと(自娯楽)」をモットーに、型にとらわれすぎず自由に墨の文化を楽しみながら表現活動を続けている。
同展では会員16人が山村風景、寺社仏閣、植物などを題材にした作品計53点を出品。それぞれに雅趣があり、個性と感性豊かな作品が並んだ。
来場者は墨の濃淡で描く幽玄の世界に感心しながら、一点一点丁寧に鑑賞していた。
同会では随時会員を募集している。問い合わせは多門さん=電話059(255)2279