国宝に指定された津市一身田町の真宗高田派本山専修寺(常磐井慈祥法主)で9日(水)から、宗祖親鸞聖人の757回御正忌法要「報恩講(お七夜)」が始まった。連休初日の13日(日)は好天に恵まれ、どっと参拝客が訪れた。最終の16日まで、10万人を越える老若男女でにぎわった。
門前には多くの露店が並び、老舗店舗の前では名物の和菓子を求める行列ができた。連日、同派寺院住職によって晨朝・日中・逮夜・初夜の説教が行われ、善男善女が耳を傾けた。15日(火)午後0時30分から約1時間、国宝御影堂特別拝観があり多くの信者が参列した。
新成人の集いは14日(月・祝)、御影堂にお参り後、桐鳳書院で集いが行われた。親鸞聖人の命日の16日(水)は、午前9時から楽人を先頭に、法主が聖人の御参廟で8日間のお七夜を終えた。
境内は夜間も照明が明々とともされ、如来堂と御影堂を結ぶ「通天」は色鮮やかな幕が張られ、お七夜ならではの装いを見せていた。
高田会館では恒例の物産展が開かれ、一身田名物のこんにゃく、味噌、野田あられのほか、手作り雑貨も人気を集めた。
問い合わせは真宗高田派本山専修寺宗務院=電話059(232)4171