「士清まつり」にぎやかに
身近な薬草の効果学習
漢方の南寿さんが講演
谷川士清は医者、国学者や国語学者として活躍した津の偉人。谷川士清を顕彰する会(池村幸久会長)による恒例の「士清まつり」が10日(金)、津市新町の谷川神社ほかで開催された。
祭りは士清が本草学の権威であることに着目した講演会、お茶会、谷川神社はじめ反古塚、福蔵寺などを見学する史跡めぐりの3部構成。市民ら約40人が参加し、あらためてその業績を再確認した。
講演会では、津市薬剤師会でも活躍中の南寿さんが漢方薬に配合されている生薬の効能について解説した。日頃は見過ごされがちな草木が意外な効能を持つことを知って、感動する人も。
士清が作詞し、中田章が作曲した「やまとたましひ」という楽曲がある。新町に建設が予定されている(仮)新町会館のこけら落としの場で、地元新町小学校児童が歌い、「士清ソーレ」を踊るという。同会では「やまとたましひ」が、士清に対する新たな顕彰ツールとなることに期待を寄せている。