下津醤油が農林水産大臣官房長賞
「特級醤油 利兵衛」連続4回受賞の快挙!! 
 コロナ禍のため2年ぶりの開催となった令和3年度第48回全国醤油品評会で、津市一身田町にある醤油醸造元・下津醤油(株)(下津浩嗣社長)の「特級醤油・利兵衛」が、最優秀賞に次ぐ農林水産大臣官房長賞を受賞した。第45~47回は大臣賞を受賞しており、今回で連続4回の上位受賞となった。全国初。
 「10月1日醤油の日」を記念して例年実施している「醤油の日の集い」は、コロナ禍のためオンライン開催になったが、品評会の審査結果が公表された。三重県からの受賞は下津醤油のみ。
 今年度の出品は268点(こいくち168点、うすくち47点、たまり13点、再仕込み35点、しろ5点)が全国から出品された。1次審査、2次審査の結果、農林水産大臣賞5点、農林水産大臣官房長賞10点、優秀賞35点が決まった。
 特級醤油・利兵衛は本醸造の濃い口醤油。同社が古くから作っている商品で、伝統の味わいは使いやすく、どのような料理にも合う。
 下津社長は「工程の多い醤油造りを、手抜きせずに丁寧に作ってきたことが評価されて本当にうrしい。これからも地元消費者の皆さんに愛される醤油づくりを目指していきます」と話した。
 下津醤油は安政3年(1856)創業、法人設立は大正7年(1918)。醤油生産は年間約60万キロリットル、調味液・たれ類は約200万リットルを製造している。
 問い合わせは同社=電話059(232)2121。メールinfo@kyuーboshi.com