農業のプロに野菜作り学ぶ
「市民農業塾」で修了式
次年度の塾生募集中!
津市農林水産物利用促進協議会(吉岡基会長)が主催する2018年度「市民農業塾」の最後の実習と修了式が23日(土)、津市垂水地内の実習ほ場であった。
実習はトマト苗の移植。ビニールハウス内で、受講生たちは講師の下井弘さん(津市農業委員会推進委員・株式会社アグリピア代表取締役)から指導を受けながら、慎重に苗床から抜き上げ丁寧にポットに植え替える作業を習得した。
その後、修了式があり、一人ひとりに修了証書が授与された。下井さんは「夏の暑さ、冬の寒さの中も良く頑張って勉強されました。学んだ知識を生かしてこれからも農業を続けてください」と述べた。
2017年から2年連続で受講した津市南が丘の辻司さん(60)は「定年退職し、安全・安心な野菜を作りたいと入塾しました。1年目は野菜栽培の基礎を勉強し、2年目は約200坪の畑を借りて、前年の復習と農産物直売所への出荷を念頭に学んだことを実践してます」と農業への抱負を語った。
同協議会は4月6日まで、2019年度「市民農業塾」の受講生を募集している。講座内容は春夏秋冬野菜の栽培実習、野菜栽培の基礎および食と健康の座学、産直市場に出荷と販売実習。募集人数は12人。受講料1万0円。申し込み・問い合わせは津市農林水産政策課=電話059(229)3172。