2018津市国際交流デー
「みんないっしょ!」
飲食の屋台にぎやか
「みんないっしょ!」を合い言葉に外国人住民と市民の交流の場「2018津市国際交流デー」が11日(日)、津市役所本庁舎北隣のお城西公園で開かれた。約1千人が参加し、食や民族芸能を通して触れ合いを楽しんだ。
多文化共生を学び、日本人と外国人が双方の文化に触れ、交流を深めようと、津市国際交流協会(山口久彦会長)、津市、ホームステイ・イン津実行委員会が主催。昨年の雨の教訓で、今年は芝生広場から石畳の会場に移した。
ステージではフィリピンの子どもダンス、子ども唐人踊り、中国留学生のハーモニカと歌唱、韓国伝統芸能農楽、タイ伝統舞踊が披露された。ブースの紹介や自国宣伝もにぎやかに行われた。
国際屋台村には北米・南米、アジアなど13ヵ国が19ブースを連ね、自国の食や民芸品を販売した。モルドバ、ペルー、ブラジルの民芸品やアクセサリーが体験会もあって人気。ボリビアのエンバナーダ、韓国のチジミ、フィリピンのバナナキューなど食のブースは、各国の味を求め人だかりが絶えなかった。
県内の外国人は4万7665人(平成29年12月末現在、前年比9・7%人増)。国籍別にはブラジルがトップの1万2993人、次が中国7734人、フィリピン6554人。ベトナム4332人。津市は四日市、鈴鹿に次いで8240人となっている。
山口会長は「今年はベトナムが参加してくれました。外国の方に日本社会に溶け込む努力をしていただきたい。特に、子どもの教育は日本の地域社会も理解しサポートすることが大事です」と話していた。