倉田真里・志子デュオコンサート
「煌めきの音世界」を熱演
辻岡醸造の常務で声楽家の倉田志子さんと、志子さんの娘でピアニストの真里さん母娘によるデュオコンサートが11月22日(木)、津リージョンプラザお城ホールで開催された。「煌(きら)めきの音世界」をテーマに熱演、観客約200人を魅了した。8回目。
第1部では真理さんがラフマニノフの「6つの楽興の時」とムソルグスキーの「展覧会の絵」を演奏、第2幕では志子さんがゆったりとピアノに身をあずけながら、ブラームスの楽曲と「日本の歌」を熱唱した。つややかなメゾ・ソプラノが場内にのびやかに響きわたった。
第3幕は真里さんが留学生活を回顧しながら、ショパンの即興曲とブラームスの小品、ラフマニノフの「鐘」を演奏。
最後に会場全員で、復興半ばにある被災地に思いを寄せながら、「花は咲く」を合唱した。観客は繊細なピアノの旋律と美しい歌声に酔いしれていた。