安全で安心な三重のまちづくりアクションプログラム推進座談会が4日(水)、津市一身田津市上津部田の県総合文化センター生涯学習センターで開かれた。津市内の自主防犯・交通安全活動団体のリーダーら約60人が参加して、活動報告や討論が行われた。
県環境生活部が今月から、県内各警察署の管内別に18カ所で順次開催する。この日が第1回目。
事例発表では、豊が丘地区自治会連合会の遠藤優副会長が「2300世帯の内、70歳以上の高齢者が19%1250人になった。自治会の役員が中心となり、高齢者も安心して生活できるようにと、青色回転灯パトロール活動を始めた。メンバーの携帯電話を登録し、活動中は無線トランシーバーで報告・確認作業を行っている。SOS組織は地域割りを明確にし、地区内の把握、任務分担を決めて活動。高齢者の徘徊、子どもの行方不明などに対処している」と日々の活動を報告した。
南が丘の風のネットワーク南郊支部の松井敏行サブリーダーは「今秋、地区内に大きなイオンモールができるので、親子ふれあい事業や街頭啓発に力を入れ、非行を水際で止める活動をしていきたい。29年度は少年犯罪の認知件数が減っており、地域に根ざした活動をやっていきたい」と報告した。
続いて、グループワークがあり、後継者の確保、活動マンネリ化の解消、意識向上の取り組み、地域の高齢化と向き合うなど、参加グループのメンバーが討論を重ねた。