県と「さくらねこTNR」に取り組む(公財)どうぶつ基金(佐上邦久理事長)は8月22日(火)と23日(水)、津市森町にある三重県動物愛護推進センター(あすまいる)で、猫の飼い主のいない猫を対象に不妊手術などの処置を行った。
「さくらねこTNR」とは、問題となっている地域で「T(捕獲し)N(不妊手術を行い、さくら耳カットをして)R(元の場所に戻す)」を行うことで鳴き声や糞尿臭を減らし、さらに繁殖を防いで根本から問題を解決する方法。行政と協働で行うことにより成果を上げている。
2日間で、県内各地の保健所から飼い主のいない猫約200匹が持ち込まれた。獣医師ら多くのボランティアが不妊・去勢手術(「さくら耳カット」)、ウィルス感染予防の三種混合ワクチン接種、ノミ・ダニ・回虫の駆除、目薬、補液を施した。
この取り組みは6月中旬に続く2回目。10月内に3回目を予定している。
同センターでは問題のない犬猫について譲渡を行っており、8月14日現在の実績は犬29匹、猫72匹。