津市高野尾にある(株)赤塚植物園(津市高野尾町、赤塚耕一社長)の栽培見本農場「赤塚シャクナゲガーデン」で、シャクナゲの花が見ごろとなり、訪れる人の目を楽しませている。5月7日(日)までの期間限定で一般公開している。入場料500円、中学生以下無料。
同園の第3農場の約半分を使い、180品種以上、約2500株のシャクナゲが、多種多彩な庭木と一緒に植栽されている。
今年は気温が低かったため開花は1週間遅れ。20日現在で100種類が、花が色とりどりに咲き誇っている。80種はつぼみがふくらませ、今月後半から連休にかけては紫色系の遅咲き品種が満開となる予定。
中でも、ひときわ艶やかに目を引くのは、上品な色合いが美しい「ウェディング・ブーケ」。香水の材料にもなった芳香性の「バンネス・センセーション」が今月末に満開を迎える。
シャクナゲはツツジ科の低木。本来は高山植物で、高温多湿に弱いのを品種改良して低地での栽培を可能にしている。赤塚植物園では約100種類のオリジナル品種を独自に交配、開発している。世界に一つしかない開発中の品種もある。
期間中、毎週土、日曜日午前11時と午後1時・3時からの3回、園芸研究者で同園オリジナル品種生みの親・倉林雪夫さん(グリーン・アドバイザー)のシャクナゲガーデンツアーがある。シャクナゲ栽培の豆知識解説、交配秘話などを披露する。
また、鉢植えを1千円~2千円で販売している。
問い合わせ千は同園=電話059(230)1234。
参考URL:(株)赤塚植物園