津市島崎町の三重看護専門学校で2日(木)、第11回となる平成28年度卒業式があった。女子35人、男子3人の合わせて38人が卒業証書を授与された。この38人の内、25人が市内への医療機関へ、8人が県内の医療機関に就職するという。
式では山崎順彦学校長が「高齢化・少子化を迎え、医療介護の現場も大きく変わっている。和顔愛語の精神を胸に、自分が大好きな看護の道へ羽ばたいていってほしい」と卒業生たちを激励した。津地区医師会の浦和健人会長は「患者さんの心に寄り添った医療が大切。地域と一体となることを目指して欲しい」と期待の言葉をおくった。また前葉泰幸津市長も駆けつけ、津市の地域医療について話すと共に市内においての卒業生の活躍に期待をかけた。
三重看護学校は医療看護に対するニーズの多様化・個別化に対応することを目的に津地区医師会が平成16年に設置。患者の心に寄り添う“和顔愛語”の精神を根本に置き、毎年多くの看護師国家試験合格者を輩出している。